食品製造の現場では、誰がどの製造ラインに入り、いつ・どれだけつくり、コストをどう抑えるかを判断しながら工場全体を動かしていく製造管理の存在があります。
ここでは、鶏肉食品メーカー・プライフーズの製造管理の働く様子や社員の声を通して、具体的な業務内容から新卒1年目の働き方まで紹介します。
キャリアフォロー・成長環境
入社前からキャリア面談や現場見学で、一人ひとりの成長をフォロー。プライフーズの一員になってからも段階に合わせた研修や
メンター制度など若手の成長を支える体制を整えています。
専門分野を学んでいなくても安心して食品業界のキャリアをスタートできるはずです。
食品製造管理の仕事内容とは
食品製造管理は、工場の製造ラインが「計画どおりに、安全に、効率よく動く」よう、全体を調整する仕事です。
食品工場で働く=製造ラインでシンプルな作業をするだけ、というイメージを持たれることもありますが、実際は「今日は作業スタッフさんを何番ラインに、何人配置するか」「コストに収めるにはスタッフや製造ラインをどう動かすか」を考え、工夫しながら工場を動かしていきます。
製品を製造するために必要な「作業をする人」・「機械・設備」・「原材料」、この3つを同時に見ながら食づくりの現場を動かしていくのが製造
管理の仕事です。

「何を・いつ・いくつ」を決める、
製造計画の作成

翌日・翌週に生産する生鮮食品・翌月に生産する
冷凍食品などの加工食品について、「どの製品」を「どれくらいつくるのか」を決め、作業スケジュールを組みます。
注文数と在庫量を照らし合わせて、ラインの稼働
状況や生産に使用する機械がかぶらないかを見ながら、バランスを読む判断力が必要です。
計画がずれると現場全体に影響が出るため、情報を正確に拾って調整し続けることが求められます。
現場を止めないための、
人員配置と指示出し

その日の生産計画に合わせて、作業スタッフさんをどのラインに何人配置するかを
決め、作業の内容・手順を伝達。
ライン全体のスピードと品質を保つには、一人ひとりの作業の精度を高めることが
大切なので、指示出しだけでなく作業レクチャーなども行います。
製品の品質を数字で支える、
機械の調整

製品ごとに求められる重量・形状など、お客様と
取り決めした商品規格に合わせて、製造ラインで扱う機械設定を細かく調整します。
「なんとなく動いている」では製品の品質にバラつきが出るので、機械の状態を把握して未然にトラブルを防ぐことも、製造管理の大切な仕事です。
欠品もロスも出さない、在庫管理

原材料(肉などの主原料、調味料などの副原料、包装資材)や機械・設備の衛生管理に欠かせない洗剤やアルコールといった工場在庫をリアルタイムで把握し、適切な量を維持します。
食品の鮮度・消費期限を守り、余らせることも足りなくなることも防ぐためにも「今いくつあって、いつ使い切るか」を常に頭に入れながら動かなければなりません。
生産の改善ポイントを見つけて
対処する、原価管理

使った原材料からどれだけお肉がとれたか・製品をつくれたか(歩留まり)、機械を動かす電気やガスの費用、作業にかかる人件費。こうした数字を把握し、あらかじめ決めた目標コストの範囲内でつくれているかを管理します。
規格外品などのロスの最小化を目指しながら品質を保つために、日々のデータ計測の積み重ねとコスト意識が現場の改善につながります。
安全に働ける環境を守る、危険箇所の点検と修繕

食品工場では衛生と安全が最優先です。ラインや
設備の劣化・危険な箇所はないかを定期的に点検し、必要な修繕を手配します。
作業スタッフさんが安全に働ける環境づくりも、
製造管理の重要な役割です。
ここまで紹介した仕事内容は、食品製造管理に広く共通するものですが、実際の現場では扱う食品の種類によって、作業工程や管理することも変わります。
鶏肉食品メーカーであるプライフーズの現場を通して、製造管理が担う役割を掘り下げて見てみましょう。
鶏肉食品メーカーだからこその
製造管理の役割
命をいただく仕事だからこそ、
「ムダにしない」という使命がある
食品の中でも、お肉は多くの工程を経て食卓に届きます。
鶏の飼育から解体・加工・パッキングまで、一つひとつの工程が確実につながってはじめて製品になります。
生き物の命をいただいてつくる製品だからこそ、
働く人たちの根底には「一切をムダにしない」という意識があります。
出荷できない規格外品が出るたびに、その分の命がそこで消えてしまいます。
データを取って原因を追い、機械の設定を見直し、作業スタッフさんへ技術を伝える。
安全でおいしい鶏肉製品を食卓につなぐ最前線を担う仕事として、「食品製造のライン管理」ではなく、自分の仕事の意味とその先のつながりに向き合いながら現場を動かしていける仕事です。
現場の部門によって、仕事の内容と
手ごたえが変わる
プライフーズでは、鶏の飼育から加工・販売までを一貫して手がけているからこそ、製造部門が「生鮮鶏肉部門」「アウトパック部門」「加工食品部門」の3つに分かれています。
扱う商品とミッションが異なるぶん、それぞれの部門で製造管理の手ごたえの種類も変わってきます。
1羽の鶏からムダなくお肉を取り出す、
生鮮鶏肉部門
農場から入荷した鶏を1羽ずつ検査し、安全基準に合格したものをむね肉・もも肉・ささみなどの部位ごとに解体処理をする現場です。
1羽からいかにムダを出さず綺麗にお肉を取り出せるかという「歩留まりの向上」を追求することがこの部門のメインテーマになり、改善の積み重ねが数字の
変化として見えてくる手ごたえがあります。
カットから包装まで、店頭に並ぶ形に仕上げる、アウトパック部門
新鮮な鶏肉を、スーパーの店頭に並ぶトレーパックや真空パックの形に加工・包装して出荷する部門です。
薄切りや細切りなど多様な切り方や容量に対応しながら、品質もスピードも落とさないように、人員配置やコンベアの繋ぎ方を工夫して現場を動かしていきます。
鶏肉を調理・加工して商品の価値を高める、
加工食品部門
鶏肉を主原料に、唐揚げ・フランクフルト・ローストチキンなど多彩な商品を製造します。
鶏肉に味付けをして商品の価値を高めるのがこの
部門の特徴で、鶏肉に付加価値をつけるアイデアでお客様のニーズに応える「食づくり」の手ごたえを感じやすい現場です。
仕事内容の他にも気になる、
食品製造の現場の疑問
Q. 新人の食品製造管理は
どんな仕事から始めるの?
分からないと言える素直さが一番の武器です
新しく入った人に最初に伝えるのは、製品に付与する消費期限を間違えないよう、ミスしないための方法です。
自分が経験したミスと同じことをさせないために、そこはしつこく教えています。
工場で働いた経験がある人はほとんどいません。最初はみんな分からないところからのスタートです。
だからこそ、分かっているフリをせず、分からないことを分からないと言える素直さが一番大事だと思います。
Q. 食品製造・工場での仕事はきつい?
休みも残業も想像よりずっと働きやすい
工場は生産、生産で、同じ作業を繰り返すばかりだと思っていました。
実際は、決まった時間の帳票チェックや点検の合間に、その日ごとに違う仕事が入ってきます。
休みたいと伝えれば「全然休んでいいよ」と返ってきますし、残業も「そんなにしなくていいからね」と声をかけてもらえます。想像していたよりずっと働きやすい環境でした。
Q. 食品製造で入社すると、
どんなキャリアを歩める?
現場の知識を次の部署へつなげていけます
2年に1回、将来どの部署へ行きたいかを希望として出せる仕組みがあります。
工場長との面談でもステップアップの話をしますし、人事の方からは「その希望は変わらずに持っていてほしい」と言われました。
私は今、商品開発を希望しています。
どんな機械でどんな処理をしているかを知っていることが、新しい商品を考えるときの強みになるはずです。
