「食品業界に興味はあるけれど、どの職種を目指せばいいのかわからない」という人に向けて、ここでは、食品メーカーにスポットを当てて、どんな仕事があるか解説。
各職種の役割と仕事のつながりを整理し、職種選びに迷っている人が自分なりの方向性を見つけるためのヒントをご紹介します。
食品業界にはどんな職種がある?
食品メーカーでは、原材料の仕入れから、素材を
もとに食品を加工して消費者に届けるまでの流れの中で、様々な職種がそれぞれの専門性を発揮しています。
ここでは、製品が生まれてから届くまでの主要な5つの職種について、その役割と業務の繋がりを詳しく見ていきましょう。
食のアイデアを形にする、商品開発・研究開発

新しい商品のレシピや製法を考え、試作と改良を
繰り返して「何をつくるかを考える」職種です。
アイデアを形にする商品開発と、科学技術で食を
追求する研究開発に分かれ、製品レシピを製造部門へ引き継ぎます。
研究開発は理系出身者の専門知識が評価されやすい一方、トレンドや顧客ニーズを読む商品開発では、文系出身者も柔軟な発想力を生かして数多く活躍しています。
文理不問で入社後に専門知識を身につけられる職種も多数あります。
食品づくりの現場を動かす、製造管理

開発部門が考案した製品を、実際に「つくる」職種です。原材料の受け入れから加工・検査・出荷
まで、製造現場全体の流れを管理します。
現場で働く多くのスタッフや生産ラインの機械を
動かして、生産状況のデータからおいしい製品を、効率よく生み出す役割を担います。
学生時代の専攻分野よりも、課題に向き合う姿勢や周囲と連携して働こうという気持ちを重視している企業も多いです。
食の安全を確かめ続ける、品質管理

「安全でおいしい製品が、製品ごとの規格通りに
つくられているか」を確認する職種です。
仕入れた原材料の検査をしてから製造部門につなぎ、生産環境の衛生チェック、完成した製品の検査などを担当するため、製造部門と連携する場面も
多いです。
製品の品質次第ではお客様の健康に関わる重要な
役割を担います。
工場から店頭へつなぐ、物流

製造された製品を、必要な場所に必要な量を、適切な状態で「届ける」職種です。
在庫管理やスケジュールの調整などを通じて、製品の鮮度と出荷量を守ります。おいしく安全な製品がお店で買える「日々の当たり前」を守ります。
お客様と食の現場をつなぐ、営業

製品をスーパーや外食チェーンなどの取引先に届け、自社製品の販路を「広げる」職種です。
取引先のお客様からニーズのヒアリングをして、
製品の提案や、課題に合わせた売り場展開やキャンペーン企画の相談にも応じます。
お客様のニーズを社内の開発・製造部門へつなげることで、既存の製品の改良や新商品アイデアを生み出すきっかけを提供することもあります。
やりたい仕事が決まってない
あなたに
食品業界の職種選びの
ポイント紹介
食品業界のそれぞれの役割を見てきましたが、実際に自分がどの職種をやりたいか、見つかっていないかもしれません。そんな方にこそ知ってほしいのが、食品メーカーの製造管理という仕事の可能性
です。
食品が「おいしく・安全に・安定して」市場に届けられるために現場をコントロールする、食品メーカーの根幹ともいえる仕事について、ここから詳しく解説します。
製造管理がキャリアのスタートラインに向いている理由
製造管理は、加工・検査・出荷のすべての工程を見渡せる立場にあるため、製品の品質・コスト・安全性をどのように追及するのか、現場で体感しながら学べるのがこの職種の特徴です。
また、食品メーカーの中でも多くの職種と接点を持つ仕事で、品質管理・物流・開発・営業のいずれとも連携する立場にあるため、製造現場にいながら
食品ビジネス全体の流れを体感できます。
食づくりの現場で身につく
知識・スキルを聞いてみた
成長を感じました
仕入れた鶏肉をムダなく使うための計算や、機械の点検など、いろいろな仕事を任せてもらいました。
おかげで食品をつくるために必要な考え方や現場全体を見渡す力が身についたと感じています。
「考えて動く」自分に
成長できました
自分が受け持つ製造ラインについて、前後の工程を担当する社員と状況を確認し合いながら、スタッフさんに具体的な作業指示を出しています。
学生時代までは、与えられた課題をこなす
ばかりでしたが、自分から周りに相談しながら、責任をもって判断して実行する力が身についたことは、この仕事だからこそ得られた経験だと思います。
製造管理を通じて芽生えました
大手外食チェーンのお店に並ぶ製品をつくるラインで機械の点検や食品製造の管理を担当しています。
全国に届けられるお肉のおいしさと安全を守る「最後の砦」なんだという責任感は、現場に立って管理する立場になったからこそ芽生えたのだと思います。
文理不問で、研修で基礎から学べる体制を整えている企業も多いので、学生時代に製造や食品を専門に学んでいなくても、現場での経験を積みながら知識を身につけていきやすいでしょう。
「なぜその価格なのか」「どの工程にリスクが潜んでいるか」といった「品質・生産・コスト」の知識や視点は食品メーカーのビジネスの土台として重要なものになります。
食品メーカーのなかには、ジョブローテーション
制度でキャリアを広げられる企業もあるため、最初から職種を絞り込めなくても、食づくりの現場からキャリアをスタートして働くなかで目標を定めていくルートを、選択肢のひとつとして考えてみてください。
職種選びに迷ったら、
食品メーカーを支える
「製造管理」からキャリアを
広げる選択肢
食品メーカーには、開発・製造・品質管理
・物流・営業の、それぞれ異なる役割を担う職種が連携しながら製品を届けています。
なかでも製造管理は、製品が生まれる現場を直接動かしながら、多くの職種と接点を持って食品メーカーの全体像を現場で学べる職種です。
職種選びに迷うのであれば、品質・工程・コストの感覚を実地で身につけて食品業界でのキャリアの可能性を磨いていける製造管理の選択肢を掘り下げてみてください。
キャリアフォロー・成長環境
入社前からキャリア面談や現場見学で、一人ひとりの成長をフォロー。プライフーズの一員になってからも段階に合わせた研修や
メンター制度など若手の成長を支える体制を整えています。
専門分野を学んでいなくても安心して食品業界のキャリアをスタートできるはずです。
