「食べるのが好き」「食に関わる仕事をしたい」という気持ちはあるのに、いざ志望動機を書こうと
すると言葉が出てこない。
書いてみても、就職課やキャリアセンターで「もう少し具体的に」と言われてしまう。そんな経験が
ある人も多いのではないでしょうか。
食品メーカーの人事担当者へのアンケートをもとに、選考で評価されるポイントを紐解きます。
食品メーカーの人事が見ている
志望動機のポイント

就職活動の第一関門とも言える志望動機。「昔から食べることが好きだった」「食を通して人を幸せにしたい」という想いは素敵ですが、多くの学生が
同じような言葉を使いやすいです。
人事にアピールするためには、一歩踏み込んで
「その仕事で働く具体的なイメージ」を持てているかどうかが大切になってきます。
当メディアを監修する、三井物産グループの食品メーカー・プライフーズの人事担当者へのアンケートを実施。
回答から見えてきた、採用目線のリアルな視点を
ご紹介します。
つながっているかをチェック
どんな会社がいいかを考えていても、入社後のキャリアプランと関連付けられていない志望動機は惜しいと感じます。
食品メーカーでも様々な業種があるので、会社の事業や、応募職種の仕事内容を知らないまま志望動機を書いているのかなと感じることもあります。
(プライフーズ人事 S・Tさん)
具体的なイメージを語ってほしい
会社のホームページに書いてある言葉をそのまま使っているケースや、「人と話すのが好きだから営業希望」といった志望動機は、もう一工夫ほしいです。
その会社で、自分の強みを生かして、どのように活躍したいのか、会社・仕事・自分のことを理解したうえでのアピールが欲しいと思っています。
(プライフーズ人事 N・Mさん)
までを
考え抜いた志望動機になっているか
「食べることが好き・興味がある」「おいしい食を届けたい」など、食品メーカーならどこでも当てはまる内容で止まってしまっている志望動機には、その中でもなぜこの会社なのか、なぜその職種なのか、というさらに
掘り下げた説明や動機がほしいです。
(プライフーズ人事 O・Rさん)
「なぜこの会社なのか」「なぜこの職種なのか」「入社後にどう活躍したいのか」この3つが自分の言葉で書けているか、読み返してみましょう。
教えてください
会社への理解度を感じやすい
「当社の商品を食べたことがある」「アルバイト先で
取り扱っている」といったエピソードや、地球環境に
配慮した事業に取り組んでいる点にコメントできた学生さんが印象的でした。
食を通じたご自身やご家族の健康・体づくりのエピソードなど、「食」への向き合い方を感じる話も記憶に残っています。
(プライフーズ人事 S・Tさん)
キャッチしていると好印象です
説明会で軽く触れた企業理念や、ホームページ内の詳細情報まで書かれていると志望度の高さを感じます。
その職種の具体的な仕事内容と、自分の強みをどう生かせるかをアピールしている志望動機も印象的です。
「鶏肉の消費量を伸ばしたい」など、食を通して何を
実現したいかが書かれていると、業界への関心の高さも感じられます。
(プライフーズ人事 O・Rさん)
「調べた事実」と「自分の言葉」がつながっていることです。
企業理念や商品、事業の取り組みといった具体的な情報を起点に、そこで自分は何を実現したいのか、どんな強みを生かしたいのかまで書く。
この一続きが、仕事への理解の深さとして伝わります。
始めるといいですか?
就活のスタートに
まずは自己分析で、自分の強みや仕事を通して叶えたいことを見つけてみてください。
周囲に「私はどんな人ですか?」と聞き、ご自身の分析結果と比べてみるのもおすすめです。
就活の軸を全て書き出せたなら、優先順位をつけて
「絶対に叶えたいこと」を軸に、情報収集や志望動機の作成を始めてみてください。
(プライフーズ人事 S・Tさん)
「どんな仕事ができるか」
仕事を理解して志望先を定める
興味のある業界への就職を選ぶのも良いですが、自分で提案して挑戦することが好きなのに、指示された仕事だけをこなす環境では、どんなに好きな業界でも長続きしないと思います。
自分がどんな働き方ができれば理想なのかを分析することで、興味の外にあった業界や職種にも選択肢が広がるかもしれません。
(プライフーズ人事 N・Mさん)
「入社後にどんな風に働きたいか」
「どう成長していきたいか」という、自分自身の就活の軸をクリアにすることにもつながります。
まずは仕事の中身を知ることから始めてみましょう。
当メディアでは、食品メーカーのなかでも、食の安全と安定供給を現場で支える「食品製造(製造管理)」の仕事にスポットを当てています。
実際にどんな人たちが、どんな想いでラインを動かし、日々スキルを磨いているのか。
まずはそのリアルな舞台裏を知ることから、志望動機のヒントを探してみませんか。
食品メーカー・職種別の志望動機のポイント
食品メーカーには、一つの製品を食卓へ届けるために様々な職種が連携しています。
それぞれの役割を理解し、「入社後に何を学び、どう成長したいか」を意識して書き分けることが大切です。
【商品開発】現場やコストをふまえた視点をアピール
新しいおいしさや、時代に合った食の形を具現化する職種です。単に「新しい味を考えたい」ではなく、「製造現場で実現やコストも考えながら、おいしさも健康にもつながる製品を生み出したい」といった、粘り強い探究心と学びの姿勢が評価されやすいです。
【製造管理】食の現場を支える探求心がポイント
安全な食品を、毎日安定して生産するための司令塔です。
「食に関わりたい」だけでなく、「生産ラインの効率化や、働くスタッフとのコミュニケーションを現場で学びながら、食品メーカーを最前線で支えるプロへと成長したい」という熱意が響きます。
【物流】配送の先にある、効率化に
目を向ける
出来上がった新鮮な食品を、最適な状態のままスピーディーに届ける仕組みを作る仕事です。
「計画通りに運ぶ」という責任感だけでなく、「温度管理や配送ルートの効率化を学び、確実にお客さまへ届ける仕事がしたい」という視点が光ります。
【営業】魅力を広めるだけでなく、
お店の課題に寄り添う姿勢を示す
市場のニーズを掴み、自社製品の価値をお客さまへ届ける役割です。
「商品の魅力を広めたい」に留まらず、「店舗の課題に寄り添い、自社製品を使った提案を通じて、食卓の新しい定番を作りたい」など、地道な提案活動やデータ分析から学び、成長していく姿勢をアピールしましょう。
【事務】バックオフィスから現場を
支える、専門性への意欲を伝える
総務、人事、経理など、組織の基盤を支え、現場のメンバーが安心して働ける環境を作る役割です。「サポートが好き」だけでなく、「バックオフィスから会社の成長と現場の挑戦を支える専門性を身につけたい」と伝えることで、仕事の役割への理解と成長意欲のアピールにつながります。
「仕事を通してやりたいこと」が定まると、納得のいくキャリアに繋がる
人事が見ているのは、「食」への想いの強さだけではありません。
「働く自分」をどこまで具体的にイメージできているかが、志望動機の説得力を決めます。
その仕事を通して「どう成長していきたいか」ビジョンが定まることで、就活の軸がブレなくなり、結果としてあなたらしく働ける納得のキャリア選びにも繋がります。各職種の現場でどんなスキルが磨けるのかを知り、あなた自身の言葉で成長のストーリーを語ってみてください。
キャリアフォロー・成長環境
入社前からキャリア面談や現場見学で、一人ひとりの成長をフォロー。プライフーズの一員になってからも段階に合わせた研修や
メンター制度など若手の成長を支える体制を整えています。
専門分野を学んでいなくても安心して食品業界のキャリアをスタートできるはずです。
